この記事でわかること

  • 上手く会社の雰囲気を伝えられないと、求職者の意向が下がる場合がある
  • 面接で伝えるべきこと=リアル
  • 内定者の意向を上げる「職場の雰囲気を伝える面接方法」

オンライン面接で内定率を上げる方法

36.6%の企業が学生を一人も採用できなかった理由

「新卒採用を行う企業のうち、36.6%で学生を一人も採用できなかった(マイナビ調べ)」

2020年8月、NHKで放映された特集番組でのデータです。番組内で要因として挙げられたのは、オフラインでの合同説明会などのイベントが無くなったことで求職者が企業の「リアル」を感じる機会がなくなり、応募が激減したことでした。

コロナ前であれば、転職フェアや合同説明会などで企業(露出が少ない企業)と求職者との接点があり、自身が働いているイメージや企業に対する愛着が生まれやすい状況でした。その結果、求職者とのマッチングが上手くいき、採用活動の成功に繋がっていました。

しかし、オンライン面接が主体となったことで求職者と企業の偶然の出会いや採用活動にて「リアル」を感じられる機会が激減しています。こんな時代だからこそ、個人と法人の直接の接点である「面接」にて「リアル」を伝えることが求められています。

面接で伝えるべきこと=リアル

「リアル」とは、職場の空気感や同僚・上司となる従業員の雰囲気など、自分がその職場で働いているイメージを具体的に想像できる情報です。

ほとんどの面接は「求職者を見定めること」「合否判定をすること」をテーマに実施しているかと思います。しかし、それだけでは不十分なのは上述の通りです。昨今の面接で求められるのは「『リアル』を感じられるか否か」。学生が特に顕著ですが、インターンシップへの参加やOB訪問などができなければ、新卒学生を採用することがまずもって困難です。

つまり、自院の面接にて高い評価を付けたとしても、「リアル」が伝わってなければ辞退されてしまうということです。

求職者に「リアル」を伝える面接方法

候補者の意向醸成には、「リアル」を伝えることが有効です。

自院に応募いただいた求職者に職場の雰囲気やイメージを伝えるための方法を参考までにお伝えします。

従業員との面談機会

面接は院長が実施しているケースが大半だと思いますが、同僚や管理職、事務などバックオフィスの従業員との面談を行うことも有効な施策です。さまざまな役割・立場の方々と話すことにより、求職者は多面的な情報を得て、自院の「リアル」に触れることができます。

Webインターン

実際の職場やミーティングの雰囲気をZOOMなどで伝えます。スタッフの方々の普段の様子や職場の状況を見ることができ、イメージが伝わります。実際に、あるクリニックでは最終面接後にWeb職場見学を実施し、その後入社意思を確認することで、離職率が大幅に低減しました。現場を体感することによって入社後のギャップをなくすことができた結果と言えます。

ランチ会

従業員との面談よりもさらに職場の雰囲気を感じられるのが、ランチ会です。それぞれの人間性や関係性を知ることができ、院内の人間関係を伝えることができます。また、業務以外の会話も生まれやすく、それによって求職者自身の人間性を従業員に理解してもらえることで、早々に現場に慣れていただきやすくなります。

まとめ:オンライン面接では可能な限り「リアル」を伝える

求職者にとって、面接は医院を知るための重要な機会となります。

面接によって「リアル」が伝わることで医院と求職者の相互理解に繋がります。

そして、より良い関係が構築され、結果的に医院の利益に貢献することになるのです。表面的な問いや回答ではなく、可能な限り、「リアル」を伝えるため何ができるのか、考えながら面接を実施してみてください。


参考:

*1 マイナビ、「2021年卒企業採用活動調査」を発表

https://www.mynavi.jp/news/2020/08/post_24176.html